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ふぃる
社会人として働きながら映画の解説や感想などを書いています。洋画や邦画など様々なジャンルの映画を見ます。

ネタバレなし『君の名前で僕を呼んで』あらすじ感想!一夏の儚い北イタリアの物語

君の名前で僕を呼んで 公式Twitter

2018年4月27日公開の映画『君の名前で僕を呼んで

ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーが出演する青春映画。第90回アカデミー賞では脚色賞にノミネートされ、見事受賞を果たしました。

本記事はあらすじやおすすめポイント、ネタバレなしで映画に対する評価や感想などを解説しています。

Contents

あらすじ

1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく……。

君の名前で僕を呼んで 公式サイト

おすすめポイント

おすすめポイント
  1. 一夏の切ない物語
  2. 北イタリアののどかな風景
  3. 性的シーン多め

感想・解説(ネタバレなし)

3.9

評価基準について

良かった点・気になった点

ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーが共演しており、アカデミー賞では脚色賞を受賞したという事で、気になり見た観ましたが、思ったより切なくしっかりとテーマに沿って描かれている作品だと思います。

今作は主人公のエリオ(ティモシー・シャラメ)とオリヴァー(アーミー・ハマー)が最初はお互い良い関係ではない中、次第に心通わせていく内容になっています。

普通に男同士の恋愛で、障害がありながらも愛を育んでいく感じのストーリーかなと思いましたが、結構性的な描写もあり、よりリアルな感じが伝わってきました。

時代的にあまり男同士という事に関して寛容的ではなかったと思うので、人に打ち明けられない悩みや苦しみを抱えながら生きてきたのでしょう。

しかしそこにオリヴァーが現れ、自分の気持ちを理解してくれることにより、心のよりどころが出来た。最初はオリヴァーの事を良く思っていなかったエリオも次第に心を開いていきます。

対してエリオの気持ちに気づいていたオリヴァーも、割と最初の方からエリオが気になっていましたが、そんな事も言えず、隠すように過ごしていました。

そういった部分を表現する事で、物語に深みが出ていたと感じます。

エリオも普通に女性を好きになったり、性行為をしたりなど…普通の一面もありますが、やっぱりオリヴァーとの関係は別の人とは違う特別な感情を抱いています。

彼が最後にいなくなってしまう時や、最後のシーンで結婚の知らせを聞いたエリオは、感情的になり涙を流します。オリヴァーに対して大きな思いを抱いていたからこそ、悲しみも大きかったのでしょう。

今作では普通の恋愛映画とは違った、悲しく切ない展開も見どころです。

まあしかしキスシーンや性行為のシーンが多いですね。オリヴァーとエリオはもちろんの事、エリオと彼女のマルシアとのシーンも多くあり、行為の映像もあまり隠さないので、女性の裸が普通に映ります。

エロさももちろんありますが、普通の男性と女性の行為より、男性同士の行為の方が、斬新な感じ。音とかも結構リアルなので、映画館で観たらどんな感じなのか気になります。

ここの部分は監督がこだわって作った部分だと感じました。ティモシー・シャラメがパンツを頭から被るシーンなど、ちょっとおかしなシーンもあるので、気になる方はその部分にも注目してみてください。

ちなみに当初の脚本ではティモシー・シャラメとアーミー・ハマーが全裸になるシーンがあったそうですが、二人との契約条項の中に「全裸のシーンは禁止する」という項目が当たっ為、脚本を修正しました。

でも基本二人は半裸で過ごしているので、ほぼ変わりはないですが。

のどかな風景

今作の魅力の一つに、北イタリアの避暑地でのどかな風景を楽しめるという事が挙げられます。

実際に北イタリアにあるクレーマという都市で撮影が行われました。

主人公の二人が自転車で出かけるシーンが多くあり、道中では自然豊かな景色が広がり、サイクリングには打ってつけの場所だと思います。あんな中で走って見たいものです。

鐘がなる時計台やおしゃれな街並み。自宅の近くには海やプールもあり、いつも外でご飯を食べる家族。まじで憧れのライフスタイルです。

しょっちゅうプールに入っていますし、基本パンツ一丁で過ごしているので、北イタリアの田舎っぽい魅力的な部分が凄く伝わってくる映画。

夏の暑い日に風鈴の音を聞きながら、縁側で向日葵畑を見ながら自然の風に揺られ、久石譲の「Summer」を聞くのが私の夢なので、それに近い雰囲気も楽しめるかと。

まあ向日葵畑なんて出て来ないですけどね。

エンディングのティモシーが泣いてるシーンもなかなかの演出ですし、エンドロールが短い印象でした。彼の演技力にもあっぱれって感じです。

彼のうぶな若い感じや、情熱的で普通とは違った恋愛的な部分。さらに北イタリアののどかで自然あふれる映像なども楽しめる映画になっていると思いますので、一度観る事をおすすめします。

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